前立腺肥大症にミニプレスがおすすめ

ミニプレスは尿道内圧の上昇や膀胱収縮を抑える作用があり前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療の他に本態性高血圧症、腎性高血圧症といった高血圧症の治療薬に対しても効果があり世界的にも広く利用されているお薬です。

ミニプレスってどんな薬?

ミニプレスはα遮断薬に分類される薬で、交感神経のα受容体を遮断することでその部位の交感神経の働きを弱める作用があります。
主に二種類の使い方がされる薬です。

一つ目は、高血圧の人に対し、血圧を下げる目的で使います。
ミニプレスが血管にある交感神経のα受容体を遮断して血管を拡げることで血液の抵抗が減り、血圧が下がる作用をもたらします。
糖尿病や脂質代謝異常がある場合に適しており、ぜんそくや排尿障害、レイノー症状がある人に用いることができます。
また、ほかの降圧剤に比べて心臓や腎臓などへの影響もない穏やかな高圧作用があり、一日一、二回の服用で効果が長時間持続します。

二つ目は、本態性高圧症や人生高圧症、前立腺肥大症などによって起こる排尿障害に対して、尿を出しやすくするために使用します。
この場合は尿道平滑筋にあるα受容体が遮断されることで尿道が緩み、尿の出がスムーズになります。
ただし、前立腺肥大症の場合は前立腺の肥大そのものを治療する薬ではなく、あくまでも排尿障害に対処するためにミニプレスが使われます。

使用上の注意としては、まず降圧作用があるため、急激に血圧が低下することで立ちくらみやめまいが起こることが挙げられます。
特に降圧剤として使用する場合は他の降圧剤と併用することも多いため、血圧の下がりすぎに注意する必要があります。
また、ミニプレスは主に肝臓で代謝されるため、肝臓の悪い人は注意が必要です。

副作用としては、前述のめまいや立ちくらみのほか、だるさや動悸、頻脈、尿漏れ、頻尿、吐き気、鼻づまり、頭痛、眠気などがおきることがあります。
めったにありませんが、過度の血圧低下による強いめまい・ふらつきや吐き気・嘔吐・湿疹や、胸の痛みや違和感、圧迫感などを伴う狭心症などの重い副作用が起きる場合もあるため、念のため初期症状等に注意しましょう。